スペシャライズド TURBO LEVO SL E-MTBの試乗
E-MTBをお借りしてトレイルライドをしてきました。
結論としてTURBO LEVO SLはシングルトラックを走るのにサイコー!!
今回上野サイクルさんからSpecializedのE-MTB、TURBO LEVO SLをお借りしました。
いつもの1000m級の山を登って試乗しました。
標高240mから670mまではアスファルト&コンクリートです。
パワーモードは3パターンあり、アスファルトではバリバリ3のフルパワーモードを
使用してアシスト機能を最大限に使います。
おかげで近所のコンビニに行くママチャリレベルで登れます。
一緒に走った方には申し訳ない気持ちでいっぱいです。
ペダルバイクでは呼吸が大分荒れていますが、E-BIKEでは普通に会話しながら走れます。
そして土ゾーン突入。
ここからは所により勾配40%もあるコースです。
こうなると登りながら真っすぐ走るスキルも必要です。
パワーモードは2トレイルモードや1エコモードにして
ちゃんとペダリングしないとタイヤが空転します。
さすがにこのあたりだと心拍は上がります。
ペダルバイクだと丁寧なペダリングをしながらパワーをだしつつ
体幹を使いながらバランスを取って走らないと呆気なく足つきます。
しかし電動アシスト付きだと体幹を使いながらの走りに集中できます。
え?「どっちもやりながら走る方が鍛えれるやん?」
その通りですが、スキル無いとすぐ脚ついて自転車押す羽目になります。
まぁどっちに趣を置くかですねぇ。
でも本当いつもなら押し上げしていく所も乗車して行けます。
体幹使って登るのも慣れているはずでしたが、ずっと走り続けれるので
自分の駄目さ加減が浮き彫りになります(笑)
(つまり普段は出来ているように思えるが、短い時間しか持続できていない)
そしてお待ちかねのダウンヒル。
STUMPJUMPERをベースにした車体とE-MTBでも20㎏を切る重量は
自分のスキルでもイイ感じに走れます。
長いストロークのサスペンションが良い仕事をしてくれて
バームを使ったコーナーリング等も普段と同じように走れます。
さすがに止まったりした時の取り回しは重さを感じますが走っている時にはE-MTBであることは感じず楽しく走れました。
事前情報からバッテリーはトレイル2本分は行けるくらいあるとの事でしたが体重80㎏でスキルがそれほどでもない自分だとトレイル1本で40%未満まで消費していました。
まぁそこは下りでの軽快さとのトレードオフでしょう。
実際自分がTURBO LEVOを購入するのであればSL レンジエクステンダー(追加バッテリー)を購入して1000m級のトレイルを2本楽しみたいと思います。
ちなみにノンアシストでの走りはやはり重くなりますが、そもそもMTBでは移動時にスピードは出さないので気になりません。
とはいえ、駐車場までの平坦路でも存分にアシストは使いました。
せっかく有る機能ですからね。
あと帰り支度していた時に気が付いたのですが、9月の気温30度くらいの条件で
ボトルの飲み物が半分以上余っていました。
つまりそれだけ体は疲れていないって事でしょう。
ただし上記航続距離などを考えるとダブルトラックのサイクリングには
TURBO LEVO SLはそれほど向いていないかもしれません。
シマノやBOSHのユニットと出力やバッテリーの容量が大きく異なっています。
なので同じE-MTB同士でダブルトラックを走るようなサイクリングでは
乗り手への負担は多くなるかもしれません。
シングルトラックのトレイルライドでは下りの走りに集中したいという人には
とてもおススメできる自転車でした!!
上記を読んで乗ってみたいという方はぜひ上野サイクルさんへ行って試乗してみてください。
2020年10月時点ではサイズMのLEVO SL COMPの試乗車が置いています。
身長170㎝から178cmが適用サイズですがドロッパーポストもついているので
多少範囲外でも乗れると思います。
トレイルライドもOKとの事なのでぜひぜひ乗ってみてください。